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出血の処置
 私たちの体には、体重の13分の1の血液があるといわれています。体重60kgの人で約5?の血液があると考えられ、全血液量の3分の1(約1.6?)を失うと生命が危険な状態になるといわれています。出血したときは、次のことに注意し早急に処置してください。
出血の観察
 まず出血がどこから、どのようにどのくらい出血しているか観察してください。
出血の種類
 出血には、動脈性の出血(真っ赤な血が脈打つように噴出す。)、静脈性の出血(赤黒い血が持続的に流出する。)、毛細血管性出血(指の先を切ったり、転んですりむいたようなときに見られる赤色の血液。)があります。
止血方法
@ 毛細血管性の出血や静脈せいの出血の場合、きれいなガーゼやタオルをあてて圧迫するだけ で通常は止血できます。擦過創(擦り傷)の場合、土などで傷が汚れているときは、水道水などで流します。

A 動脈性の出血の場合きれいなガーゼやタオルを当てて圧迫して止血します。圧迫だけで十分止血できないときには、出血箇所より体に近い部分をタオルなどで縛り止血をしてください。このとき止血時間を明確に記録し30分以上止血する場合30分に1回緊縛を緩めてください。

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