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熱傷(やけど)
 寒い季節になり暖房器具が使われ始めると、それに伴いやけどをすることが多くなります。やけどの種類に熱湯や熱いものに触れることによるやけど、電気によるやけど、化学薬品によるやけどなどがあります。
やけどをした時は
 やけどをした部位を調べ、やけどの広さと程度を調べます。広さについては、簡単な方法として傷病者の手掌を1%として広さを調べます。程度については、皮膚が赤くなり、ひりひりといたい場合をT度熱傷、水疱(水ぶくれ)ができたり、皮膚がぐちゃぐちゃになり焼けるように痛い場合をU度熱傷、皮膚が白っぽくなり痛みをほとんど感じない場合をV度熱傷と判断します。
やけどの処置は
 やけどをしたらできるだけ早くきれいな冷水(流水)で15分以上冷やします。冷やすことで痛みを和らげることができます。この時、衣類をきているときは衣類を脱がさず衣類ごと冷やしてください。(化学薬品によるやけどの場合は、衣類は早く取り除いて体についた薬品を水道水で20分以上洗い流します。)また、やけどの範囲が広い場合は冷やすことにより、体温が下がることによる弊害が発生しますので注意が必要です。やけどの範囲が広い場合は、すぐに病院にかかってください。
 水疱(水ぶくれ)のある場合には破かずにそのままにします。水疱は、傷口の保護・痛みを和らげるのに役立ちます。
 傷口にきれいなガーゼをあて、ばい菌が入らないようにしてください。病院で傷口を見てもらうまで薬などは塗らないでください。

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