出初式 一斉放水
 今回、出初式の目玉として「はしご乗り演技」と並び一斉放水にて、消防車両と共に「腕用ポンプ」の放水をおこないます。この「腕用ポンプ」とはどんなものか紹介します。
 この腕用ポンプは飛島村八島新田(現在の飛島村大宝字八島地区)より寄贈され、当消防署 本署 3Fにある旧消防機器展示ルームにて保存管理されています。昭和17年頃(戦時中)名古屋市中区古渡町の鈴木喞筒(そくとう)製作所で製造されました。故障が少なく放水は確実で、水利の不便な場所でもポンプの水槽にバケツなどを使って水を補給すれば給水管を使わずに放水できるのも特徴であり、男女を問わず誰でも簡単に操作ができます。 ポンプの性能は1分間に90回の上下作動で、最大放水量181gを放水、放水射程は27mです。