海部南部消防組合表彰条例に基づく感謝状の授与

 積極的な初期消火活動により、消防車が到着する前に建物火災を消し止めた前野清二氏(弥富市西蜆)と西蜆自主防災会に消防長から感謝状を授与しました。
 火災は8月26日午後8時40分頃発生し、火元建物の南に住む前野清二氏は、その火災を知り、近くの消火栓から消防ホ−スを3本延長しました。
 近隣に住む多くの西蜆自主防災会の構成員も協力して、迅速かつ適切な初期消火活動により、火災を鎮圧しました。 西蜆自主防災会(構成員72世帯)は、平成20年3月に結成され、定期的に消防訓練を実施しており、地域住民の間には、消防訓練を通じて共助の意識が高かったことが、初期消火できた最大の要因です。
 感謝状を授与された前野氏は、「訓練を通じて消火栓の取扱いは分かっていたが、自分ひとりだったら、何も出来なかったと思う。」と話されていました。また、自主防災会の会長は、「隣近所の協力があったからこそ、初期消火が奏功し、大火にならずに済んだ。自主防災会は、その隣近所の協力により成り立っている。今回の事案で、消防訓練の必要性及び重要性について、身を以って知る機会となったので、消防訓練は繰り返し行い、さらなる防災意識の高揚に取り組みたい。」と話されていました。

感謝状を授与された前野さん(右)と西蜆自主防災会会長(左)