長野県御嶽山の噴火により10月7日に緊急消防援助隊の救助隊として現地活動を行いました。
私たちは、自衛隊のヘリコプターで山頂付近に到着すると火山特有の臭いがする中、火口からは噴煙が上り、地面は見渡す限り火山灰で灰色となっていました。
高地は空気が薄いうえ、前日の雨で泥濘化した火山灰が靴に付着し300メートル程の急こう配を移動するのに約1時間かかり、救助隊員でも息が上がる状況でした。
山頂にある山小屋は、大きな墳石によって屋根や壁にいくつも穴があき、降灰によって登山道が分からないほど変わりはてた現状は、目を疑うほどでした。
悪状況下ではありましたが残された方々を1日でも早く救出する気持ちを胸に活動してきました。
10月29日には、愛知県庁公館において愛知県知事に緊急消防援助隊愛知県大隊の活動報告会が行われました。
私たち海部南部消防署の職員は、この災害で得た知識及び技術を今後の災害救助活動に活かし、困難な災害にも強い信念でたちむかっていきます。
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